ニュース 2023.04.22. 11:00

侍ジャパン・栗山監督、4番を村上 → 吉田に変更「一晩中、打順を考えました」

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公開生放送に出演した侍ジャパン・栗山英樹監督(提供=ニッポン放送)
 22日に日比谷公園で「ラジオパーク」を開催し、同日に放送された『八木亜希子 LOVE&MELODY』の公開生放送に侍ジャパン・栗山英樹監督がゲスト出演した。

 第2回大会以来3大会ぶりに日本を世界一に導いた栗山監督。 WBCでは1次ラウンドは村上宗隆(ヤクルト)が4番を打ってきたが、打率.143と調子が上がらず、準々決勝のイタリア戦から吉田正尚(レッドソックス)を4番に据えた。

 栗山監督は「僕が考えていたのは打線。誰と誰が順番に前後の兼ね合いを考えると、一番打線につながって点を取るか。ファンの皆さんは、村上を4番に打たせるのか、4番のこだわりも大事なんですけど、どういうふうにつながっているのか、それこそ翔平の前後、村上の前後、正尚の前後を考えていた。そこはずーっと最初から最後まで考えていました。正尚を4番にするところもすごく考えました」と説明。

 「ただ違う理由として今のメジャーリーグって一番良いバッターが2番とか、日本の昔が持ってる4番像が消えている。確かに監督やっていると、早い打順にいいバッターがいる方が流れが良くなるイメージがある。僕もファイターズ時代2番を考えていましたけど、そういう流れの中で、チームの代表の4番にこだわる宗の熱さが大好きなんですよ。“宗、日本の野球はそういう感じだからずっとそう思っていてくれよ”、僕は個人的にですよ、監督じゃないですよ、個人的に外したくないというラインと、監督が勝たせなければいけなくて、どうやったら勝たせるかというのを考えて、いつもせめぎ合っていた。打線が繋がるために正尚を4番にする」。

 「ファンの皆さんも、あの状況で調子の良さを考えると、翔平か正尚とみなさんがわかる選択肢。本当になんでそうしたか、って言いにくいですね、そういうことです、全然答えになっていないですね(笑)。最初の4試合は負けても準々決勝に行けると思っていたので、準々決勝から完全トーナメントになる。戦い方を変えようと思っていました。一晩中、打順を考えました」。

 打順の入れ替え、そして栗山監督の決断により、打線が繋がり、そして世界一に繋がった。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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