打率.169と苦戦が続く
ヤクルトは22日、神宮で巨人に2-4で敗戦。連勝は3で止まった。
先発は試合前の時点で防御率0.47の小川泰弘だったが、1点を先制してもらった直後の2回、プロ初スタメンの秋広優人にセンターへの適時二塁打を浴びて同点とされてしまう。
さらに4回は連打と死球で一死満塁のピンチを招き、大城卓三の2点適時二塁打で1-3。試合をひっくり返されてしまった。
小川は5回まで投げて5安打、3失点で降板。6回にも1点を失ったヤクルトは、7回裏に1点を返すも反撃は届かず。4番の村上宗隆が4打数無安打・3三振に倒れるなど、思うように得点することができずに終わった。
髙津臣吾監督は苦しむ主砲について、「もちろん打ってほしいなとは思いますけど、ヒットも出ないし、バットも出ない。ストライクを見送る状態になっているので、ちょっと迷いが見えますね」と話した。
エースの小川で連勝を伸ばすことができず、これで阪神に同率で首位に並ばれた。チーム打率.183と苦戦は続いているが、村上の後ろを打つ5番のホセ・オスナがこの日も先制打を放つなど奮闘しているだけに、4番の奮起が待たれるところ。あす以降の復調に期待したい。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)