● ヤクルト　3 － 7　巨人 ○
＜3回戦・神宮＞

　巨人の高卒5年目左腕・横川凱投手（22）が23日、ヤクルト打線を5回5安打2失点に抑え、嬉しいプロ初白星を掴んだ。

　ヤクルトのドラフト1位ルーキー・吉村貢司郎とのプロ初勝利をかけた投げ合いは、強力な打線の援護を受けた左腕に軍配が上がった。

　2回に主砲・岡本和真が先制ソロを放つと、4回には女房役の大城卓三が2ランを放ち4点リード。横川は4回、サンタナにバックスクリーン越えの特大2ランを被弾したものの、直後の5回にブリンソンが流れを引き戻す2ランを放ち、最後まで巨人優勢の展開だった。

　6回の攻撃で代打を送られた横川は、5イニング59球での降板となったが、無四球5安打2失点の内容で先発投手の役割を果たしプロ初白星。

　18年に甲子園の春夏連覇を果たした大阪桐蔭高の同期では、当時エースナンバーを背負っていた柿木蓮（日本ハム）、根尾昂（中日）を抑え、一番乗りの一軍勝利となった。

　試合後のヒーローインタビューでは、「野手の方に助けられて、自分もリズムよく投げられたので、野手の方に感謝したいなと思います」とチームメートに感謝。両親も観戦するなか掴んだ白星の喜びを噛み締めつつ、「やっとここに立つことが出来たので、これからもっともっと活躍して、チームの優勝に貢献したいと思います」と、さらなる活躍を誓った。