2023.04.23 14:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 4 | 終了 | 1 | 埼玉西武ライオンズ |
京セラD大阪 |
ショートアームの投球フォームにも注目
オリックスの山下舜平大投手が23日、京セラD大阪で行われた西武戦に先発登板。7回・102球、3安打8奪三振で無失点に抑え、見事2勝目を飾った。
初回に自己最速タイの158キロをマークし、三者凡退でスタートすると、4回はマキノンに二塁打、続く栗山に四球を与えピンチを背負うものの、ここをしのいで無失点に抑えた。
試合後のヒーローインタビューで山下は「ピンチも多かったですけど、そこで踏ん張れたので良かったです。いい形で来てますし、たくさん打ってもらっているのでいい感じです」と微笑みながら振り返った。
23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の齊藤明雄氏は、山下の投球について「ストレートに力があるし、カーブも落差がありますよね。体が大きい割に、投球フォームが腕のたたみが小さく、バッターとしてはタイミングが取りづらいので、ストレートとカーブ2球種で抑えることができている」と山下の投球フォームの特徴を交え話した。
また、同番組に出演した解説者の五十嵐亮太氏は「真っ直ぐが良い角度で入ってきて、伸びもあるし、回転数も多い。良い真っ直ぐがあるからカーブが活きてくると思う。カーブで打者が空振りしている姿を見るとタイミングを完全に外されている。2球種しか無いと分かっていても打つのは難しいと思う」と山下を絶賛した。
質の高い2球種に加え、プロ入り後に習得したフォークも高いレベルで駆使するようになれば、「本当に恐ろしい」と五十嵐氏。「徐々にそういったボールも覚えていくと思うので、これから伸び代しかない投手」と、無限の可能性を秘める大器へ期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』