【東京六大学野球・春季リーグ戦】
◯ 明大 5 - 2 慶大 ●
<25日・神宮>
慶大は今秋のドラフト候補・廣瀬隆太主将(4年・慶應)の今季2本目となる左越え2ランで先制するも、逆転負け。勝ち点を落とした。
これぞ廣瀬という、すさまじい打球だった。0−0の4回無死一塁。明大のエース・村田賢一投手(4年・春日部共栄)の初球、109キロのカーブを完璧に仕留めた。「カーブをしっかり待てて、溜めて打つことができた。自分のスイングがカーブでもできた」。陸の王者が誇るスラッガーのバットに潰されたボールは左翼席へと着弾。今秋のドラフト候補対決を制し、石井浩郎(早大)、黒須陽一郎(立大)、谷田成吾(慶大)に並んで歴代13位タイとなる現役最多の通算15本塁打。「しっかり芯を食ったので、自分の中でも納得がいくホームランでした」とうなずいた。
しかしリリーフ陣が終盤に同点とされると、延長10回に勝ち越しを許した。あと一歩のところで勝ち点を逃し、「優勝がなくなったわけではない。スポーツをやっている以上、勝ちにいかないといけない。第3戦でヒットがみんな出てきて、少し迷いがなくなって思い切っていけた部分はあったと思う。そこは次に繋がるかなと思います」と背番号10。ここからさらにギアを上げ、自らのバットで勝利へと導く。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
◯ 明大 5 - 2 慶大 ●
<25日・神宮>
慶大は今秋のドラフト候補・廣瀬隆太主将(4年・慶應)の今季2本目となる左越え2ランで先制するも、逆転負け。勝ち点を落とした。
これぞ廣瀬という、すさまじい打球だった。0−0の4回無死一塁。明大のエース・村田賢一投手(4年・春日部共栄)の初球、109キロのカーブを完璧に仕留めた。「カーブをしっかり待てて、溜めて打つことができた。自分のスイングがカーブでもできた」。陸の王者が誇るスラッガーのバットに潰されたボールは左翼席へと着弾。今秋のドラフト候補対決を制し、石井浩郎(早大)、黒須陽一郎(立大)、谷田成吾(慶大)に並んで歴代13位タイとなる現役最多の通算15本塁打。「しっかり芯を食ったので、自分の中でも納得がいくホームランでした」とうなずいた。
しかしリリーフ陣が終盤に同点とされると、延長10回に勝ち越しを許した。あと一歩のところで勝ち点を逃し、「優勝がなくなったわけではない。スポーツをやっている以上、勝ちにいかないといけない。第3戦でヒットがみんな出てきて、少し迷いがなくなって思い切っていけた部分はあったと思う。そこは次に繋がるかなと思います」と背番号10。ここからさらにギアを上げ、自らのバットで勝利へと導く。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)