ニュース 2023.04.26. 06:00

慶大・外丸東眞が2試合連続先発で圧巻の5回無失点 堀井哲也監督「エースの自覚が出てきた」

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慶大・外丸東眞投手[写真=灰原万由]
【東京六大学野球・春季リーグ戦】
◯ 明大 5 - 2 慶大 ●
<25日・神宮>

 慶大の外丸東眞投手(2年・前橋育英)が2試合連続で先発登板し、5回無失点と圧巻の投球を見せた。

 “陸の王者”の背番号18が意地を見せた。2日続けて先発マウンドに上がった右腕は初回無失点スタートを切ると、2回は明大の中軸打線をわずか6球で料理。その後も緩急を巧みに駆使し、打たせて取るピッチングで凡打の山を築いた。

 明大との1回戦でも先発しており、今カードは2回戦を除いて3試合に先発。計229球を投じたが、その疲れを感じさせない躍動ぶりを見せた。“魂の229球”に、堀井哲也監督は「1番試合を作れるピッチャー。去年は増居(現トヨタ)と2枚看板だったのが、今年は自分が主戦で放るんだというエースの自覚が出てきたと思います」と右腕の確かな成長に目を細めた。

 第1先発として「責任は感じますけど、試合になったら怖がらずにせめていくことを意識しています」と背番号18。折れない執念と高い志を胸に、新エースは勝利のために腕を振り続ける。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
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