◆ 大矢氏「自分で切り開いていくしかない」
ヤクルトは4点のリードを守りきれず、延長10回サヨナラ負け。敵地でDeNAに3タテを食らい、4位に後退した。
不振を極める村上宗隆は「4番・三塁」で先発フル出場し、内野安打1本は放ったものの2三振を喫し、打率.162にダウン。特にこの3連戦は毎試合複数三振に倒れ合計7三振。リーグワーストを独走する三振数は「35」まで積み上がった。
27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は、「今日も2三振ですか。投げ手のイメージからすると、三振する姿がものすごく悪く見えていて。下半身もどっしりしてないし」とコメント。
昨季まで村上の同僚だった解説者の坂口智隆氏は「技術的なものは彼に言えることはない」としながらも、「タイミングの面で、全部“裏”に入っている。迷いじゃないですけど、変化球が頭にあるときに真っ直ぐで突っ込まれたり、逆々というのは悪いときによくありがち」と配球の読みがズレていると分析。「だからどこかで踏ん切りつけて。こうやって騒がれるのも、彼がやってきたことへの宿命なので、乗り越えていってほしいですね」と元チームメイトならではのエールを送った。
また、同じく番組に出演した大矢明彦氏は、「空振りが目立つんですよね。タイミングもステップしたときにはもう合わない感じで、ただ慌てて振らされたりとかね、そういった空振りが多いのが気になるんですよね」と指摘。
ただ、「村上の代わりはいないんでね、自分で切り開いていくしかないですよ。相手ピッチャーはどんな村上だって怖いので、自分で『相手は怖がっている』って意識したほうがいい。これで道が開けるのではないかな」と悩める若き主砲にアドバイスを送っていた。
一夜明けて今日から本拠地・神宮で阪神3連戦。昨年の三冠王は目覚めるのか。主砲のバットに注目が集まる。
☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』
