2023.04.27 17:45 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 7 | 終了 | 6 | 東京ヤクルトスワローズ |
横浜 |
鉄則守った「バッターの勝ち」
DeNAが4点差をひっくり返せば、ヤクルトも執念で追いつく白熱の好ゲームは、延長10回に劇的決着。打撃好調な関根大気のプロ入り後初となるサヨナラ安打でDeNAに軍配が上がった。
27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した大矢明彦氏は「やっぱりなんと言ってもサヨナラヒットですよね」と試合を決めた一打に注目。
関根に対し「身体は小さいんですけどバッティングがすごく上手くなった」と成長を認め、「ライトオーバーを打ったときも、積極的に1球目からストレート系統を振りにいっている」と迷いなく振る姿にも感心した。
また、「左ピッチャーも全然苦にせず、少しステップの幅を変えたり早めにしたり工夫をしながら、ファンに後を押してもらって、こういう形に繋がっていくというね。本当にいい働きをしていると思います」と称えた。
同じく解説の坂口智隆氏も「インサイド気味の球なんですけど迷いなく振ってますね。田口投手のような良い投手相手にはファーストストライク(を振っていくこと)は鉄則だと思うので、バッターの勝ちですね」と、やはり積極性が功を奏したと解説した。
一方で、ヤクルトにとってはイニングを跨いだ大西広樹がピンチを招き、最後は抑え投手を投入して敗れる結果になったが、この投手起用について、大矢氏は「DeNAの勢いを感じていたと思うんですよね。その前の桑原(将志)のボテボテのヒットがすごく嫌な気がしたと思う。だから次のバッターで切り札を切らないと抑えられないと。(最後の田口投入は)勝負手だと思う」と高津監督の判断に理解。
それを受けた野村氏も「スワローズとしてもやることをやったって感じでしょうかね」と同意し、「関根を褒めるしかないところでしょうね。気合も入っているし、素晴らしかった」と殊勲打を放った背番号63を称賛した。
これで今季4度目のお立ち台に上がり、打率.377と絶好調の関根。地元・名古屋に乗り込む次カードも、勢いは続いていきそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』