3度の登板を終えて「準備はもうできている」
DeNAの加入した“超大物”助っ人のトレバー・バウアーが28日、横須賀で行われた二軍戦で3度目の先発登板。7回・93球、被安打8で9奪三振の4失点。球速は球団トラックマンの計測で153キロを計測した。
試合後、バウアーは「若干疲れはありますが、今日7イニング投げることができ、感触はすごく良かったと思います。全体的に制球も良かったです」と満足気に第一声。
9奪三振については「数が増えたことは良かったと思う」としつつ、「前半4回までに7個取れた三振が、中盤以降はボールが先行してしまい、そうなると三振を取ることはなかなか難しい。ボール球が先行しないことがこれから大事になってくる」と課題も口にした。
この日は変化球中心の組み立てが目立ったが、本人の意図としては「何が今日一番いいボールなのか、なにが効果的なのかを探りながら投げていました」と明かす。
計3試合の調整登板を終え、「良い点は、しっかり投げられる状態にあるなというところが一番。また、投げているボール自体もいい感触」とポジティブなコメント。
そのうえで、今後については「日本のバッターのことをもっと知らなければいけない」と語り、知性派らしい課題も挙げていた。
首位をひた走る一軍の現状には「すごくいい状態で、すごく楽しんでいると感じたので、合流して一緒にプレーすることが楽しみです」。待望の一軍デビューについても「はい!準備はできていると思います。普段のスプリングキャンプの終わりぐらいの感じなので、準備はもうできている」と言い切った。
超大物のお披露目は、もうすぐそこに迫っている。
取材・文=萩原孝弘