荒れ球を武器に楽天打線を制圧

　西武は28日、本拠地で迎えた楽天戦に4－0で勝利し単独3位に浮上した。

　先発した今井達也は7四球と制球に苦しむも力のある速球を武器に6回116球無失点に抑える力投を見せる。初回以降すべての回で得点圏に走者を背負うものの、許した安打は「0」のままマウンドを降りて今季3勝目を挙げた。

　28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄氏は、無安打ながら7四球と制球に苦しんだ今井について「（荒れ球として）武器にしていいと思います。」と好意的にコメント。「四球を出そうがピッチャーは0点に抑えればいいんです」と番組MCを務めた高木豊氏と共に今井を評価した。

　また続けて番組内に電話出演した谷沢健一氏も「（球を）なかなか引き付けることができないんだよね。どうしてもどうしても前で捌こうとしちゃうからボール球にも手を出しちゃうんですよ」と解説。打者が近くで球を見れなくなる事で結果的に早打ちになると今井の“荒れ球”の効果について語った。

　これでパ・リーグトップタイとなる3勝目を挙げ、防御率は「1.33」に良化した。優勝を目指し西武を引っ張る今井の投球から今後も目が離せない。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』