泥沼の7連敗……
ヤクルトは29日、神宮で阪神と対戦。0-7で敗れ、7連敗で借金は今季最多の「3」となった。
先発した小川泰弘は4回まで阪神打線をゼロで抑えるも、5回に佐藤輝明に右中間スタンドへの2号ソロを叩き込まれると、近本光司にも適時打を浴びて2失点。2番手の木澤尚文も7回に近本に適時打を許し、0-3とリードを広げられた。
8回には、この日育成から支配下に昇格したばかりの丸山翔大が3番手として登板。一軍デビューを迎えたが、先頭の大山悠輔を四球で歩かせると、続く佐藤輝に2本目となる3号2ランを被弾。さらに9回にも成田翔が追加点を奪われ、0-7で敗れた。
打線も試合前時点で今季3戦・17回無失点の村上頌樹から得点を奪うことができず、9回も加治屋蓮を打ち崩せずに零封負け。髙津臣吾監督は「たくさん準備をして、いくつそれができたのか」と、厳しい表情を浮かべた。
山崎晃大朗を今季初めて「1番・中堅」でスタメン起用、山田哲人に代わって「8番・二塁」に元山飛優を置くなどの策を打ったが、これも思うような結果には繋がらず。「チャンスなんですけどね。なかなか結果が出ないですね」と話すしかなかった。
最後は「まず出塁しないと。なかなか出塁もできなかったので」と指揮官。これでチームは5位に転落。2試合連続で得点を挙げられなかった打線の復調を期待するしかない。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)