斎藤雅樹氏も「ひとつの勲章」
西武は29日、本拠地で楽天に2-8で敗退。連勝でカード勝ち越しを決めることは叶わなかったが、好調な39歳の主砲がこの試合でも躍動した。
「4番・指名打者」で先発出場した中村剛也は、4回先頭の第2打席で藤平尚真のフォークに空振り三振。これがプロ22年目で喫した通算2000個目の三振となり、自身が持つ日本記録を大台に乗せた。
しかし、頼れるベテランはそこで終わらない。0-5で迎えた5回裏の第3打席、二死三塁のフルカウントから藤平の148キロを捉えると、打球はレフトポールに直撃する2ラン。チーム単独トップの第6号を叩き込み、通算本塁打を「460」とした。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した斎藤雅樹氏も、2000三振という節目については「これもひとつの勲章ですよ。長く出続けてきたからこそ」と称賛の言葉を送る。
同じく番組に出演した坂口智隆氏も、「2000三振で、ホームランも460本。あまりピンと来ないんですけど、憧れますね」と感嘆の声を漏らす。自身は20年のキャリアで通算766三振だったとあって「もっとしておけばよかったですかね?」とおどけつつ、「僕からしたらカッコいいですね」と獅子の主砲の功績を称えた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』