2023.04.29 14:00 | ||||
北海道日本ハムファイターズ | 3 | 終了 | 1 | 福岡ソフトバンクホークス |
エスコンF |
取り戻した本来の輝き
日本ハムは29日、本拠地で迎えたソフトバンク戦に3-1で勝利。カードの勝率を五分に戻した。先発の上沢直之は7回・116球で1失点の力投。8安打で1四球も10個の三振を奪い、今季2勝目を掴んだ。
この日の上沢は初回から球に力があった。安打は許すものの、丁寧に投げて6回までソロ本塁打の1点に抑える好投を見せる。7回には一死一・二塁のピンチを招いたが、代打のフレディ・ガルビスを149キロの直球で空振り三振に斬り、続く三森大貴はこちらも高め148キロの速球で空振り三振。ガッツポーズとともにマウンドを後にした。
「とにかく一人一人集中して、ワンアウトワンアウト斬っていこうという思いでずっと投げていました」と試合後に語った通り、最後まで集中力を切らさずに投げ抜いた。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した斎藤雅樹氏は、上沢について「打ち込まれた時もありましたよね」と4月15日の西武戦(5.1回を9失点で敗戦投手)を思い出しながらコメント。
「あの時の投球を見て、“故障が無ければ良いな”って言った覚えがあるんですけど、7回を投げて最後もこれだけの真っすぐを投げられるわけですから本当に良かったですね」と語り、最後まで力強く投げ抜いた右腕に賛辞を送った。
これでチームは今季初のソフトバンク戦勝利となり、自身もエスコンFでの初白星をゲット。難敵攻略に導いたエースの投球に、解説陣も「これぞ上沢投手のピッチングですよ」と深くうなずいた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』