ニュース 2023.04.30. 06:00

慶大の2年生エース・外丸東眞が7回1失点で今季初勝利 廣瀬隆太主将「安心感の塊でした、頼れる後輩」

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慶大・外丸東眞投手[写真=灰原万由]
【東京六大学野球・春季リーグ戦】
○ 慶大 11 - 3 東大 ●
<29日・神宮>

 慶大は16安打11得点の猛攻で東大に大勝し、第4週にして初めて初戦をものにした。先発した2年生エース・外丸東眞投手(2年・前橋育英)は7回1失点と快投を披露し、今季初勝利を挙げた。

 疲れを感じさせない抜群の安定感だった。持ち味の打たせてたら投球で6回一死までノーヒット。7回は連打を浴びて無死二・三塁とし、4番・別府の左犠飛で1点を返されたが、最少失点にとどめて7回1失点5奪三振。今季7登板目にして、ようやく1勝目を手にした右腕は「どんどん相手に打たせていく意識で入りました。バッターの反応を見ながら、こっち優位に進められた」と笑顔で振り返った。

 明大との前カードは4試合中3試合に先発し、229球を投じた。中3日での先発マウンドは「思ったより状態は悪くなかった」。打線の援護、そしてバックの守備にも助けられ、「頼れる先輩方が守ってくれているので、自分としても怖がらずに投げることができています」と感謝を忘れなかった。

 2年生エースの頼もしい投球に、堀井哲也監督は「非常に立ち上がりから安定していました。一冬で非常に成長しましたので、今シーズンはエース、本人もそういう自覚で、チームメートもそういう目で見ていると思います。ピッチャー人の中でも一番練習していますし、2年生ながらチームを引っ張っている」と称賛。廣瀬隆太主将(4年・慶應)も「安定感の塊でした。頼れる後輩です」と信頼感の厚さを示した。安定感のある投球で、日々頼もしさが増す19歳。今後も一つずつ白星を積み重ねていく。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
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