一軍ナイターゲームの前に隣接球場デーゲームへ

　投打の二刀流に挑戦している日本ハムのドラフト1位ルーキー・矢澤宏太選手（22）が2日、ファーム西武戦で「投手」として公式戦デビューを果たした。

　2日前の4月30日・ソフトバンク戦（エスコンF）でプロ初本塁打を放った背番号12は、ナイター開催の一軍西武戦（ベルーナドーム）を控え、隣接するカーミニークフィールドの二軍戦にも参戦。

　5点リードの4回に2番手として登板すると、制球が定まらずいきなり2者連続の四球。8番・古市尊を全4球連続スライダーで空振り三振、続く平沼翔太は141キロの外角直球で一ゴロに抑えたものの、1番・長谷川信哉に2球目の142キロを左中間への適時三塁打とされ2者の生還を許した。

　この試合は1イニング・打者6人に対し19球を投げ、1安打2失点、2四球1三振の内容で降板。投手としてはレギュラーシーズン開幕前のオープン戦で3試合・3イニングを無失点に抑えていたが、ホロ苦い公式戦デビューとなった。