今季5度目の先発登板で待望の初白星
日本ハムの伊藤大海投手が2日、西武戦で7回4安打1失点と好投し、今季5度目の先発登板で待望の初白星を掴んだ。
序盤2イニングは走者を背負いながらもゼロに抑えると、3回以降はテンポよく3イニング連続の3者凡退。3点リードに広がった6回は一死から連打を許しピンチを招いたが、併殺崩れの1点でしのぎ、最少失点でゲームメイクした。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者・笘篠賢治氏は「これだけ勝っていないと(試合で)力んでしまったり、球数が多くなったりすることがあるんですけど、(今日の伊藤は)淡々と投げていましたね。カーブを使いながら緩急を見せてすべてにおいて冷静なピッチングでした。ここからは問題ないと思いますよ」と完全復活を印象づけるピッチングを評価。
同じく解説者の大矢明彦氏は「今日は特に腕の振りが良かった。西武のバッターがボール球を振らされていたんですよ。振らせにいって手先(のピッチング)になったらバッターは振りませんよ。目一杯いってはじめてバッターと対戦できるということ。この気持ちを忘れないでほしい」と、日本ハムのエースとして期待する右腕に“初心”の大切さを説いた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』