○ 楽天　6 － 0　ロッテ ●
＜5回戦・楽天モバイル＞

　楽天は2カード連続勝ち越し。大卒2年目の右腕・松井友飛が今季初登板初先発でプロ初勝利を手にした。

　松井友は初回から3イニング連続で先頭打者に安打を打たれながらも、なんとか要所を締める立ち上がり。5イニングで92球を要する決して楽な投球ではなったが、味方の攻守にも支えられながら、2四球3安打無失点で踏ん張った。

　すると両軍スコアレスで迎えた5回裏に打線が奮起。浅村栄斗の適時内野安打で待望の初得点を挙げ、さらに打線が繋がり打者11人の猛攻で一挙5得点。6回からは鈴木翔天、酒居知史、宮森智志、西口直人の完封リレーで、若鷲に白星をプレゼントした。

　試合後、お立ち台に上った松井友は「率直にまず嬉しいのと、この初勝利を仙台の地で挙げることができたので非常に嬉しいです」と語り、地元ファンは拍手喝采。

　自身の投球内容については「内容で言ったらあまり良い内容ではなかったですけど、打者一人一人にしっかりと向かって投げられたかなと思います」と振り返った。

　松井友は穴水高から金沢学院大を経て、2021年ドラフト5位で楽天入り。昨季はファームで6勝1敗、防御率1.17と圧巻の成績を残し、7月8日・西武戦で一軍デビュー。プロ通算2度目の登板で嬉しいプロ初勝利となった。