○ 巨人 8x － 7 ヤクルト ●
＜6回戦・東京ドーム＞

　「本当に良い感触でしたし、興奮しすぎてダイヤモンドを回っている間、覚えていないです」。

　巨人の丸佳浩がサヨナラ本塁打を放った。

　乱打戦となった3日の試合と同じように、4日も巨人、ヤクルト両チーム激しい点の取り合いとなり、7－7で9回裏の巨人の攻撃を迎える。先頭の岡本和真が空振り三振、続くオコエ瑠偉も空振り三振で2アウトとなったが、最後にドラマが待っていた。6番・丸が「思い切って自分で決めてやるという思いを持って、強く振ることができました」と、小澤怜史が3ボール0ストライクから投じた4球目のストレートを振り抜くと、打球はジャイアンツファンの待つライトスタンドに突き刺す、第2号サヨナラ本塁打となった。

　丸は開幕から打撃不振が続き、この日2安打したものの打率は現在.197と、寂しい数字。「自分の中では色々反省を毎日しながら、1打席、1打席、しっかりと気持ちを切り替えて立っているので、明日からもしっかりとした打撃ができるように頑張りたいと思います。きっかけにしないといけないと思いますし、また明日から継続してやっていきます」。この一打をきっかけに、5月は打って、打って、打ちまくって見せる。

（取材＝ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗）