◆ “世界のホームラン王”の言葉を振り返る
ヤクルトは4日、敵地での巨人戦に7－8でサヨナラ負け。2連敗でカード負け越しが決まり、5位に転落してしまったが、「4番・三塁」で出場した村上宗隆に待望の一発が飛び出した。
開幕から不振に悩む村上は、2点リードしていた5回に逆転を許すキッカケとなるエラーを犯してしまったものの、7回の第4打席に変則左腕・大江竜聖のストレートをとらえ、一時同点となる3号2ランを右翼席中段へ放り込んだ。打率1割台と苦しんでいる燕の主砲にとっては、これが18試合ぶりの一発となった。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の達川光男さんは、「868本塁打を放った王（貞治）さんが『調子が悪いときは対左投手の方が復調するチャンスがある』と仰っていた」とレジェンドの言葉を回顧。村上が左投手から本塁打を打ったという点に注目し、「あれだけ投手の方に踏み込んで打てたのは今年初めてじゃないか。この感触を忘れないでほしい」と語った。
昨季三冠王に輝いた大砲は、4日終了時点で打率.170、3本塁打と不振に苦しんでいるが、少しずつ状態が上向いているとの見方もある。久々に飛び出した一発をキッカケに復調なるか。
☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』
