6番・ブリンソンへのバント指令が裏目に
巨人が3点のリードを守れず中日に逆転負け。3連勝を逃し、再び借金は3となってしまった。
ポイントは1点をリードした4回表、先頭の岡本和真と丸佳浩が連続四球を選びで無死一・二塁のチャンスの場面、打席にはブリンソン。中日先発の小笠原慎之介が投じた1ボール1ストライクからの3球目を送りバントを試みるも、キャッチャーファールフライとなり、捕手・木下拓哉がジャンプして好捕。その際セカンドランナーの岡本も飛びだし併殺が成立し、チャンスの芽は潰えた。
このケースに5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』にMCとして出演した高木豊氏は「びっくりした。ブリンソンを迎えて。フォアボール、フォアボールのランナーで6番ですよ。次が中山礼都とキャッチャー(山瀬慎之助)と下位打線に向かうところ。これは相手にとっては楽だったんじゃないですかね」とこの日解説に入った谷繁元信氏にコメントを求めた。
谷繁氏も「そうですね、走塁ミスも重なって、おまけにダブルプレーも取れた。相手からすると打ちに来たほうが嫌だったと思います」と同意し、「バッテリーとしては3つ目のフォアボールは出せないという意識がありますから、どうしてもストライクゾーンの中で勝負したがるでしょうね」と解説すると、高木氏も「当たっていただけに、そうなの? という気がしました。もったいなかった」と原采配に疑問を呈した。
流れを変えたワンプレー。原監督は何を思ったのか。気になるところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』