【東京六大学野球・春季リーグ戦】
○ 早大 3 - 1 法大 ●
(6日・神宮)
法大は最速157キロ右腕・篠木健太郎投手(3年・木更津総合)が先発。20歳最後のマウンドで7回2失点と試合を作ったが、打線の援護に恵まれず。早大に競り負けた。
これまでは4年生左腕・尾﨑がカード初戦の先発マウンドに上がっていたが、加藤重雄監督は「流れ、雰囲気を変えたい」と負けられない一戦を篠木に託した。指揮官から「落とせない」と1戦目での先発が伝えられた右腕は強い気持ちを胸にマウンドへ上がったが、初回わずか6球で先取点を献上。5回無死一塁で迎えた第2打席では、バントで走者を送ることができず。直後の6回には一死から4番・印出を左飛に打ち取ったように見えたが、打球は風に乗って左翼フェンスを越えた。勝ち越し弾を許し、これが決勝点。「自分がチームを引っ張れるようにしたかったんですけど、初回の失点と自分のバントミス。自分に責任がある」と肩を落とした。
それでも被弾後、続く吉納に対し、神宮では最速となる156キロをマーク。加藤監督が「今年一番いい出来かなと。球の走り、いい伸びもしているし、これは勝たせてやりたいと思って見ていた」と話すように、自慢の剛球がうなりを上げていたが、打線の援護に恵まれず7回2失点で今季2敗目。右腕は「勝てていないので。速くても勝てないと意味がない」と唇を噛んだ。
本来の強打が影を潜めており、チームはこれで3連敗。指揮官は「打線が前回の明治戦も完封ですし、今回も1点。ピッチャーがそれ以下に抑えることがベストなんですけど、シーズン初めから頑張ってくれている。なんとか3、4点が取れればという気持ちはあるんですけど、なかなか繋がらない。(次は)きっちり勝つことだけを考えたい」と打線の奮起を促した。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
○ 早大 3 - 1 法大 ●
(6日・神宮)
法大は最速157キロ右腕・篠木健太郎投手(3年・木更津総合)が先発。20歳最後のマウンドで7回2失点と試合を作ったが、打線の援護に恵まれず。早大に競り負けた。
これまでは4年生左腕・尾﨑がカード初戦の先発マウンドに上がっていたが、加藤重雄監督は「流れ、雰囲気を変えたい」と負けられない一戦を篠木に託した。指揮官から「落とせない」と1戦目での先発が伝えられた右腕は強い気持ちを胸にマウンドへ上がったが、初回わずか6球で先取点を献上。5回無死一塁で迎えた第2打席では、バントで走者を送ることができず。直後の6回には一死から4番・印出を左飛に打ち取ったように見えたが、打球は風に乗って左翼フェンスを越えた。勝ち越し弾を許し、これが決勝点。「自分がチームを引っ張れるようにしたかったんですけど、初回の失点と自分のバントミス。自分に責任がある」と肩を落とした。
それでも被弾後、続く吉納に対し、神宮では最速となる156キロをマーク。加藤監督が「今年一番いい出来かなと。球の走り、いい伸びもしているし、これは勝たせてやりたいと思って見ていた」と話すように、自慢の剛球がうなりを上げていたが、打線の援護に恵まれず7回2失点で今季2敗目。右腕は「勝てていないので。速くても勝てないと意味がない」と唇を噛んだ。
本来の強打が影を潜めており、チームはこれで3連敗。指揮官は「打線が前回の明治戦も完封ですし、今回も1点。ピッチャーがそれ以下に抑えることがベストなんですけど、シーズン初めから頑張ってくれている。なんとか3、4点が取れればという気持ちはあるんですけど、なかなか繋がらない。(次は)きっちり勝つことだけを考えたい」と打線の奮起を促した。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)