【東京六大学野球・春季リーグ戦】
○ 立大　2 － 0　東大 ⚫︎
（8日・神宮）

　東大は先発した松岡由機投手（4年・駒場東邦）が8回2失点の力投も、3安打無得点と打線が沈黙。立大に完封負けを喫し、0勝1敗1分けとなった。

　スコアボードに9つ目の「0」が並ぶと、ベンチからはため息が漏れた。立大の先発・沖を前に6回まで無安打と沈黙。7回先頭の酒井捷 外野手（2年・仙台二）が左前安打を放ち、ようやく「H」ランプを灯したが、得点には結びつかず。9回は二死から代打・西前颯真内野手（3年・彦根東）、続く酒井の連打でこの日初めてスコアリングポジションに走者を進めたが、反撃及ばず。先発した松岡は粘り強い投球で立大打線を2得点に封じたが、白星とはならなかった。

　6日のカード初戦では、4点を追う8回二死満塁から山口真之介内野手（3年・小山台）の満塁アーチで同点に追いつき、引き分けに持ち込んだ。この勢いのまま立大との2回戦に挑みたいところだったが、「一昨日いいムードで盛り上がってきたところを、昨日の雨で水を差された」と大久保裕監督代行。右腕に対しては「期待通りのピッチングでした。なかなか点が取れないのが申し訳ない」と唇を噛んだが、「最後にヒットが出たので、明日に繋げていきたい」と3回戦で巻き返しを図る。