ニュース 2023.05.09. 15:27

法大・篠木健太郎が早大相手に10回141球の熱投も報われず 両軍無得点で決着付かず4回戦へ

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法大・篠木健太郎投手[写真=灰原万由]
【東京六大学野球・春季リーグ戦】
法大 0 - 0 早大
(9日・神宮)

 法大は篠木健太郎投手(3年・木更津総合)が中2日で先発。10回141球を投げきって相手打線を完璧に封じたが、打線の援護に恵まれず。早大と延長12回の熱戦の末、試合は連盟規定により引き分けとなった。

 圧巻の10回完封劇を見せた。初回、安打と2つの四球で二死満塁としたが、最後は6番・野村を空振り三振に打ち取って無失点スタート。序盤の大ピンチを乗り越えた後も、冷静さは失わず。9回一死から四球と安打で一・二塁のピンチを招いたが、この日2安打の小澤を空振り三振、最後は山縣を一飛に仕留め、雄叫びを上げた。0−0の延長10回も球威は衰えず、150キロ超えを連発。早大打線に的を絞らせず、10回無失点の快投を披露したが、味方が本来の打棒を発揮できず。延長12回まで両軍無得点のまま、試合は引き分けた。

 またしても、好投を続ける背番号18を打線が援護できず。加藤重雄監督は「(打線は)だいぶ調子は良くなってはいる。クリーンアップがやっぱり点を入れてくれないと。1番は下位の打者を抑えるということと、回の先頭バッターがいかに出るか。あとはセカンドに送る、進ませるというのがポイント。ワンヒットにかけるしかないと思います」と打線の奮起を促した。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
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