【東京六大学野球・春季リーグ戦】
法大 0 - 0 早大
(9日・神宮)
早大はエース・加藤孝太郎投手(4年・下妻一)が先発し、8回120球を投げて6安打無失点の好投。しかし打線は走者を出しながらも、ホームは遠く10残塁。延長12回まで両軍無得点のまま、試合は連盟規定により引き分けとなった。
常に冷静沈着でポーカーフェイスの右腕が、マウンド上で感情を高ぶらせ、大きくガッツポーズを見せた。0−0の8回二死二塁、3番・内海壮の放った打球は右中間後方を襲った。外野は前進守備だったが、中堅手・尾瀬雄大(2年・帝京)が素早い背走で落下地点まで一直線。目いっぱい左腕を伸ばし、最後は小さくジャンプしながら捕球した。中2日で先発マウンドに上がった右腕は、味方の守備にも助けられ、8回無失点で法大打線を寄せつけず。白星こそつかなかったが、勝利への執念を見せた。
9回からは田和廉投手(2年・早実)が3イニングを投げて無失点。延長12回は齋藤正貴投手(4年・佐倉)が1回0封で締め、これで法大とは1勝1敗1分けとなった。小宮山悟監督は「投手陣はこちらの言っていることをしっかり理解してやってくれていると思っているので、今のところメッキが剥がれずに済んでいる」とピッチャー陣の力投を評価。10日の4回戦へ向けて「今日より大一番。痺れる試合になるのは想定内。そこをなんとかこじ開けてというところで、何とか頑張りたい」と勝ち点獲得を見据えた。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
法大 0 - 0 早大
(9日・神宮)
早大はエース・加藤孝太郎投手(4年・下妻一)が先発し、8回120球を投げて6安打無失点の好投。しかし打線は走者を出しながらも、ホームは遠く10残塁。延長12回まで両軍無得点のまま、試合は連盟規定により引き分けとなった。
常に冷静沈着でポーカーフェイスの右腕が、マウンド上で感情を高ぶらせ、大きくガッツポーズを見せた。0−0の8回二死二塁、3番・内海壮の放った打球は右中間後方を襲った。外野は前進守備だったが、中堅手・尾瀬雄大(2年・帝京)が素早い背走で落下地点まで一直線。目いっぱい左腕を伸ばし、最後は小さくジャンプしながら捕球した。中2日で先発マウンドに上がった右腕は、味方の守備にも助けられ、8回無失点で法大打線を寄せつけず。白星こそつかなかったが、勝利への執念を見せた。
9回からは田和廉投手(2年・早実)が3イニングを投げて無失点。延長12回は齋藤正貴投手(4年・佐倉)が1回0封で締め、これで法大とは1勝1敗1分けとなった。小宮山悟監督は「投手陣はこちらの言っていることをしっかり理解してやってくれていると思っているので、今のところメッキが剥がれずに済んでいる」とピッチャー陣の力投を評価。10日の4回戦へ向けて「今日より大一番。痺れる試合になるのは想定内。そこをなんとかこじ開けてというところで、何とか頑張りたい」と勝ち点獲得を見据えた。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)