MBSラジオ制作でニッポン放送でも放送された『阪神－ヤクルト戦』で解説を務めた鳥谷敬氏と狩野恵輔氏が、阪神・梅野隆太郎と坂本誠志郎の“捕手併用”について言及した。

　現役時代捕手だった狩野氏は「バッティングじゃないですかね。（梅野の）バッティングがなかなか上がってこないという中で、自分自身のリードとかがうまくいかないというところ。ちょっとリフレッシュ的に坂本選手を使ったら勝っているし、いい活躍をしてくれている。なので、坂本選手と併用していこうという形になったのかなと思いますけどね」と自身の見解を述べた。

　一方、鳥谷氏は打者目線で「坂本選手はバッターのタイプ、ピッチャー、チームの今の状況、場面の状況をしっかり見て配球する選手。ゲームを作っていくところと、バッターがピッチャーだけじゃなくて、坂本選手だったら“こうするかな”とキャッチャーを含めて配球を考えるところがあると思う。そこらへんが坂本選手の魅力」と分析。

　鳥谷氏は梅野については「梅野選手はそれを越えるだけのバッティング。あとはハンドリング、ワンバウンドをしっかりとめる技術がある」と話した。

　さらに鳥谷氏は、「その中で1年間梅野選手をメインにするとしても、1年間梅野選手でいくというのは、キャッチャーはファウルが体に当たったりすることもあるので難しい。1年間坂本選手とうまいことやっていこうという中で、坂本選手での流れが良かったので、坂本選手の試合数がここまで増えたという感じだと思いますね」と話していた。

（提供＝MBSベースボールパーク）