2023.05.12 18:00 | ||||
阪神タイガース | 6 | 終了 | 3 | 横浜DeNAベイスターズ |
甲子園 |
2位阪神とのゲーム差は1に
DeNAは12日、阪神との試合(甲子園)に3-6で敗戦。首位攻防3連戦の初戦を落とす形となったが、勝敗を分けたポイントは2回にあった。
DeNAが1点リードの2回裏、阪神の攻撃。先発の今永昇太が二死二塁のピンチを招き、好調の8番・木浪聖也を迎えたところで、ベンチは試合序盤にも関わらず、申告敬遠を選択。しかし、続く9番・青柳晃洋に2点適時二塁打を打たれ逆転されてしまう。さらに、近本光司、中野拓夢にも続けて適時打を打たれ、この回まさかの4失点。投手まで打順を回してでも失点を防ぎたかったところだったが、この策が完全に裏目に出てしまった。
勝敗を分けた2回の申告敬遠について、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は「8番・木浪が状態が良いとはいえ、まだ序盤だった。今永クラスの投手であれば投球しながら、勝負を避けることができ、あわよくば抑えることもできた。1点を守りにいっただけに、大きな4失点となった。作戦的には失敗してしまったと思う」と今永をもっと信頼しても良かったと自身の見解を述べた。
同じく番組に出演した解説者の田尾安志氏は「エース今永が投げていたので、信頼しても良かったと思います。2回という序盤から1点を守りにいくような作戦だったので、選手と首脳陣との間に考えのズレがあったので、このような結果になったと思う」とコメント。
DeNAは3連敗で、2位阪神とのゲーム差は1と縮められてしまう形となった。リーグ20勝一番乗りを目前にし、苦しいゲームが続いている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』