【東京六大学野球・春季リーグ戦】
◯ 慶大 7 - 2 立大 ●
(16日・神宮)
慶大は立大に連勝し、4つの引き分けを挟んで立大戦17連勝を飾った。今季から遊撃のレギュラーに座る斎藤快太内野手(3年・前橋)がリーグ戦初本塁打を放つなど、2安打5打点の大活躍。同じ群馬県出身のエース・外丸東眞投手(2年・前橋育英)の今季2勝目をバットでアシストした。
最高の感触が両手に広がったが、斎藤快は全力で駆け出した。「感触は良かったんですけど、入るとは思わなかった」。1点の先取点を奪った直後の6回二死一・二塁。フルカウントから立大のエース・池田の7球目を完璧に捉えた打球は、大きな弧を描いて左翼席中段で弾んだ。二塁ベース手前でスタンドインを確認すると、ようやくスピードを緩め、「入って良かった。リーグ戦でホームラン、格別です」と喜びを噛み締めながら、神宮のダイヤモンドを一周。この日の試合前までリーグ通算6安打。いずれも単打だったが、初の長打がリーグ戦初アーチ。値千金の左越え3ランで、貴重な追加点を叩き出した。
メモリアルアーチが飛び出すと、バットの勢いは止まらず。1点を返された直後の8回一死満塁では、立大の3番手・吉野の外角低め変化球に食らいついて中前へ2点タイムリー。「外丸が一生懸命投げていたので、どんな形でもいいから追加点を取って楽にさせたい気持ちがあった」とエース右腕を援護。2人は同じ群馬県出身で、少年野球時代からライバルチームの一員として互いを認識していた。小学生の頃はライバル同士であったが、現在は同じユニホームを着てプレー。外丸は「守備でも難しい打球を捌いてくれて、打ってくれて。投げていて安心感のあるショートです」と感謝した。
慶大は2カード連続勝ち点を挙げ、引き分けを挟んで4連勝。1週空いて、残るカードは早慶戦。宿敵を倒し、3つ目の勝ち点獲得を目指す。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
◯ 慶大 7 - 2 立大 ●
(16日・神宮)
慶大は立大に連勝し、4つの引き分けを挟んで立大戦17連勝を飾った。今季から遊撃のレギュラーに座る斎藤快太内野手(3年・前橋)がリーグ戦初本塁打を放つなど、2安打5打点の大活躍。同じ群馬県出身のエース・外丸東眞投手(2年・前橋育英)の今季2勝目をバットでアシストした。
最高の感触が両手に広がったが、斎藤快は全力で駆け出した。「感触は良かったんですけど、入るとは思わなかった」。1点の先取点を奪った直後の6回二死一・二塁。フルカウントから立大のエース・池田の7球目を完璧に捉えた打球は、大きな弧を描いて左翼席中段で弾んだ。二塁ベース手前でスタンドインを確認すると、ようやくスピードを緩め、「入って良かった。リーグ戦でホームラン、格別です」と喜びを噛み締めながら、神宮のダイヤモンドを一周。この日の試合前までリーグ通算6安打。いずれも単打だったが、初の長打がリーグ戦初アーチ。値千金の左越え3ランで、貴重な追加点を叩き出した。
メモリアルアーチが飛び出すと、バットの勢いは止まらず。1点を返された直後の8回一死満塁では、立大の3番手・吉野の外角低め変化球に食らいついて中前へ2点タイムリー。「外丸が一生懸命投げていたので、どんな形でもいいから追加点を取って楽にさせたい気持ちがあった」とエース右腕を援護。2人は同じ群馬県出身で、少年野球時代からライバルチームの一員として互いを認識していた。小学生の頃はライバル同士であったが、現在は同じユニホームを着てプレー。外丸は「守備でも難しい打球を捌いてくれて、打ってくれて。投げていて安心感のあるショートです」と感謝した。
慶大は2カード連続勝ち点を挙げ、引き分けを挟んで4連勝。1週空いて、残るカードは早慶戦。宿敵を倒し、3つ目の勝ち点獲得を目指す。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)