まさかの2試合連続の大量失点
注目の大物、トレバー・バウアーが広島打線の餌食となり、2回7失点で早々に降板。69球、被安打8、四球1、奪三振1の散々な内容で、サイヤング賞投手の片鱗を見せることができず屈辱の2敗目を喫した。
初回はワンアウト後、3連続二塁打の後にホームラン。2回も二塁打や四球に加え、さらに連打で2点を追加され、来日以来最短の2回でマウンドを降りた。
バウアーについて、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した江本孟紀氏は「打たれているのを見るとストレートが高いじゃないですか。だからその辺を抑えないと。変化球が得意なんだろうけれども、打たれ方を見ていると真っ直ぐが活きてないですよね」と分析。
MCを務めた谷沢健一氏も「スライダーというかカットボールというか、切れ味もないよね」とし、西川龍馬に打たれたストレートにも「これも棒球」とバッサリ。それを受けた江本氏は「アメリカの最近の傾向は野手が投げているみたい。バックスイングしないで。変化球を投げたいから、腕縮めてね。キャッチャー投げみたいな投げ方をしているから棒球になりやすいんですよ。伸びがないから一見速そうなんだけれども、高めはやられる」とフォームにも言及した。
同じく解説者の高木豊氏はキャッチャーのサインに何度も首を振ることに「キャッチャーと呼吸が合わないですよね。日本のバッターのことよく知らないから、なかなか首は振れないと思うんですけど、振って違うボールを要求して打たれるというね。悪循環になってますね」とバッテリー間との意思疎通と配球面にも問題があるのではと指摘した。
2回続けての大量失点と苦汁をなめたバウアー。次戦こそは本領発揮となるのかに注目が集まる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』