真中氏も「思惑一致」
巨人とオリックスの両球団は17日、交換トレードの成立を発表。巨人は26歳の内野手・廣岡大志を放出し、オリックスから29歳の右腕・鈴木康平を獲得した。
廣岡は2015年のドラフト2位でヤクルトに入団し、2021年の開幕前に交換トレードで巨人へと移籍。今回が2度目のトレード移籍となる。
一方の鈴木は社会人・日立製作所から2017年のドラフト2位でオリックスに入団。当時チームに読みが同じ“すずきこうへい(鈴木昂平)”が在籍していたことから、昨季までは「K-鈴木」の登録名でプレー。今季から本名の「鈴木康平」に変更されていた。
シーズン途中の電撃トレードは大きな話題を呼び、17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも解説陣が言及。MCの真中満氏は「巨人も中継ぎが苦しんでいて投手は欲しかったところですし、オリックスも故障者が出てきた中で若くて元気な内野手を補強。お互いの思惑が一致した」と解説する。
同じく番組に出演した齊藤明雄氏も「両選手にとって良いんじゃないですかね」と述べ、「廣岡は長打力不足のチームで持ち味を発揮できますし、鈴木は手薄な中継ぎでセットアッパーに入ってくれれば」と課題解決の救世主として期待を寄せた。
また、坂口智隆氏は「廣岡選手はヤクルト時代にずっと一緒にやっていたので、頑張ってほしいですね」とコメント。身近で見ていた資質の高さを強調しながら、「そろそろ本気でレギュラーを獲ってもらいたい」とハッパをかけた。
ともにドラフト2位入団と大きな期待を背にプロ野球界へとやってきた2人だけに、この移籍をキッカケにブレイクを果たすことができるか。新天地での活躍に期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』