2023.05.21 14:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 5 | 終了 | 2 | 中日ドラゴンズ |
東京ドーム |
早いイニングからの継投策など工夫はあるが…
中日は21日、巨人との試合(東京ドーム)に2-5で敗戦。昨季以来となる今季ワーストの7連敗で借金が「14」に膨れ上がった。
中日打線はプロ初登板となった巨人先発・松井颯の前に3回まで走者をひとりも出せず。3点を追う5回は一死一・二塁のチャンスを作ったが、8番・村松開人、続く代打・アルモンテが連続三振に倒れた。
6回に3番・細川成也がリリーフ右腕の三上朋也から3号2ランを放つも、完封負けを免れるのがやっと。育成出身の右腕から5回まで1点も奪えず、セ・リーグでは史上初となる育成入団1年目での初登板初勝利を献上した。
7連敗と苦しい試合が続く中日に対し、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の真中満氏は「打線がなかなか点数を奪えないというイメージが、中日投手陣にあると思う。1点を防ぐことに重きを置いてしまい、それが裏目に出て大量失点に繋がってしまうケースが多くある。失点を防ぐために立浪監督が早いイニングから継投策に出るなど工夫をしているが、それがあまり良い方向に向かっていない感じがする」と、なかなか得点を奪えていない打線の影響が投手陣にも及んでいることを指摘。
また、同番組に出演した解説者の岩本勉氏は、「どのチームも流れが悪い連敗中にチャンスで1本を打つことは、課題になってくることだと思う。救世主のような勝負強いバッターが現れることを今後期待したいですね」と語った。
7連敗中ではあるが、その7試合で細川成也は打率.357の3本塁打、石川昂弥は打率.333の2本塁打と、チーム状態が苦しい中で、好成績を残している選手もいる。岩本氏が語るように、連敗を止める“救世主”が今後現れるのか。23日の広島戦から期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』