東京ドームで嬉しい初勝利!
DeNAの平良拳太郎が古巣・巨人を相手にTJ手術復帰後最多投球数の108球と同時に、最長イニングの7回を投げ切り、無失点ピッチングを披露した。
初回1死を取ったあと、丸佳浩のライナーを右肩付近に当たるアクシデントもありながらも、再びマウンドに戻ると、切れのあるストレートを軸にスライダー、シンカーを低めに集め巨人打線を翻弄。デビューの地でもあり「目標だった」と語っていた東京ドームで嬉しい初勝利を挙げた。
23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』にMCとして出演した谷繁元信氏は「前回の阪神戦KOからしっかりと修正してきた。ジャイアンツでドラフトで入ってね、東京ドームで勝ちたいとずっと勝てなかったんですけど初めて勝てた。良かったですよね」と祝福。また「横浜の先発陣のいい状態を作ったのは平良だと思うんですよ。開幕4連敗から平良がいいピッチングを見せてくれてからだと思う」と持論を述べた。
同じく解説に入った齊藤明雄氏は今年の平良に「トミー・ジョン手術して、肘に不安がなくなって、ものすごく腕が振れているんじゃないかなという感じがするんですよね」と好調の秘訣を語り「ボールの球持ちもいいんですけど、バッターの様子を見ながら左右に投げ分けられるというような感じで、フォークボールもよく落ちて、スライダーのキレも腕が振れてるのに、ボールが来ていなくて抜けているので、バッターもタイミング取りづらいんじゃないかな」と解説した。
これで今季3勝目をマークした平良拳太郎。完全復活した右腕は、この先もチームを乗せていく好投に期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』