防御率はリーグトップに

　阪神先発・村上頌樹投手は6回を投げ被安打4、7奪三振、失点2で今シーズン4勝目。この日で規定投球回に達し、防御率1.47で一躍リーグトップに躍り出た。

　23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した谷沢健一氏はゲームのポイントを「村上(頌樹)対ヤクルト打線」と位置づけ「特に初回の対村上(宗隆)に、初球アウトコースでカウントを取り、2球目にインサイドにややシュート回転で真ん中に来ているんですけどね、これを打ち上げてしまう。そしてオスナに対してもカウントの取り方が非常に(うまい)。コントロールがいいですから。今日はフォアボール一つ出しましたけれども、緩いカーブも効果的に使えるし、そういう意味ではピンチもあったけれども、村上の真骨頂が出たかなと感じましたね」と投球術を評価。

　同じく解説の齊藤明雄氏も「顔は飄々としているんだけど、ハートが強いピッチャーじゃないかなと思いますね。ボールを投げているとき、離すときに出力がしっかりできているし、指先にボールが乗っているからストレートが伸びる。カーブもうまく抜けるんじゃないかな。ものすごく強気なピッチャーだと思いますね」と精神面のたくましさも好投の原因と分析した。

　また谷繁元信氏の「最近の阪神の外国人で久々に当たった」と評価するノイジーも5打点の活躍をみせ、村上とともに新戦力が機能している岡田阪神。この勢いはしばらく続きそうだ。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』