○ 広島 6 － 2 中日 ●
＜9回戦・マツダスタジアム＞

　敗れた中日は再び借金14。先発の涌井秀章投手（36）は、移籍後最短となる3回6失点（自責点5）で降板し、リーグワーストを更新する6敗目（1勝）を喫した。

　涌井は初回、先頭の1番・菊池に左前打を許すと、続く西川には右翼ポール際に飛び込む2ランを被弾。さらに、3番・秋山に右中間を破られる三塁打で無死三塁の招くと、続くマクブルームの一塁前へのボテボテのゴロを一塁・ビシエドが一塁へ悪送球し、思わぬ形で3点目を失った。なおも無死二塁とピンチは続き、5番・坂倉には右中間席へ飛び込む2ラン被弾。一死も奪えぬまま瞬く間に5点を失った。

　3回は二死一、二塁で、7番の育成ドラ2・中村貴にプロ初打点となる右前適時打を許しこの回限りで降板。3回68球、7安打6失点（自責点5）と修正できず、セ・リーグワーストを更新する6敗目を喫した。

　打線は苦手としている広島先発・九里にまたも苦戦。4回に5番・ビシエドの今季初打点となる遊ゴロの間に1点を奪ったが、7回までに奪った得点はこれだけだった。