あすからは4位・広島と3連戦
ヤクルトは25日、神宮で阪神と対戦して4-7で敗れた。今季2度目の7連敗となり、借金は「8」に膨らんだ。
3-3のまま延長戦に突入した試合は10回表、二死一・二塁で星知弥に代わって登板した木澤尚文がシェルドン・ノイジーに安打を浴びて満塁とすると、続く大山悠輔は四球で押し出しとなり、勝ち越し点を献上してしまう。
さらに5番の佐藤輝明には走者一掃の適時二塁打を許し、これで3-7とリードを広げられた。10回裏は二死から村上宗隆に一発が飛び出すも、反撃及ばず4-7で敗戦を喫した。
髙津臣吾監督は試合後に「リリーフに関しては全体的に疲れている感じは見受けられますね」と振り返り、「リリーフはこれが仕事。なんとか次の日に(疲労を)残さないように、来年以降も含めて毎年リリーフは50試合、60試合投げていかなければいけない」とコメント。
また、2回に幸先よく2点を先制しながら続かなかった打線についても、「次の1本、次のひとり、次の1点というところができない。チャンスになってもバットが出ない。2球で追い込まれる。振りにいかない、いけないという状況が続いている」と現状を語った。
あすからの広島戦が交流戦前最後のカードとなるだけに、まずはなんとか連敗を止めて、そのうえで良い形で昨年優勝を飾った交流戦へと臨みたいところ。
リーグ連覇の原動力となった打線のつながり、そしてリリーフ陣の復調が待たれる。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)