中田復帰！館山氏「厚みあり過ぎ」

　巨人は故障離脱していた中田翔の復帰戦を白星で飾り2連勝。直近の3カードを7勝1敗と大きく勝ち越し、6ゲーム差の首位・阪神との敵地3連戦へ弾みをつけた。

　25日のDeNA戦は、有望株の秋広優人を「3番・右翼」で起用し、4番・岡本和真は一塁、その後ろに大城卓三と中田翔が並ぶラインナップ。決勝打を放った1番・吉川尚輝と、通算180度目の猛打賞を記録した2番・坂本勇人も含め、新たな組み合わせの上位打線が見事にハマった。

　中田復帰で打線の厚みが増したなか、特に3番に抜擢された秋広は同点タイムリーを含む長打2本を放ち1得点1打点。プロ初のクリーンナップ起用に結果で応えた。

　同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の五十嵐亮太さんは「中田選手が戻ってきても秋広選手が3番に座っているというのは良いですね。若い選手が出てきている中で、後ろに状態の良いベテランがいる。対戦する投手は1番から8番までなかなか気を抜けない打線だと思う」と、巨人打線についてコメント。

　同じく番組に出演した解説者の館山昌平さんも「厚みがあり過ぎますね。どこからでもポイントゲッターが生まれそうな打線」と、投手目線から印象を語った。

　同戦では上位打線のみならず、7番・ブリンソンが猛打賞、8番・門脇誠も1安打1犠打をマーク。番組MCを務めた野村弘樹さんは「最近はタイムリーも出始めているので、ジリジリじゃなく一気に上がってきそうな雰囲気はありますね」と、好調な巨人のさらなる加速を予想した。

▼ 巨人・5月25日のスタメン
1.（二）吉川尚輝
2.（遊）坂本勇人
3.（右）秋広優人
4.（左）岡本和真
5.（捕）大城卓三
6.（一）中田翔
7.（中）ブリンソン
8.（三）門脇誠
9.（投）山﨑伊織

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』