2023.05.25 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 4 | 終了 | 7 | 阪神タイガース |
神宮 |
野村弘樹氏「ここで走れるとは」姿勢に感心
阪神が粘るヤクルトを延長で下し、同一カード3連勝を決めた。3-3で迎えた10回裏、二死無走者から近本光司のヒットをキッカケに満塁のチャンスを作り、4番・大山悠輔が押し出し四球を選び勝ち越し。さらに満塁の場面で佐藤輝明が走者一掃の3点適時二塁打で試合を決定付けた。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は「近本選手の盗塁がすごく目立ちましたね」と、延長10回二死一塁から二盗を決めた近本の足攻に注目。「結果的にあそこで二塁に行って、2ボールになったところで(ヤクルトは)申告敬遠を選び、ノイジー選手の強引にならない右打ちと繋がっていった。大量得点にしたのは、やっぱり近本選手の足だったのかな」との見解を示した。
番組MCとして出演した野村弘樹氏は、6回に中野拓夢が盗塁死、9回には佐藤輝明が盗塁死と、三振ゲッツーで2度チャンスを潰していたことにも言及しつつ、「ここで走れるとは」と果敢に仕掛けた姿勢にも感心。
一方で、館山氏は「(牽制の)モーションが大きかったんですよね。なので半歩リードで出られたとか、もう一歩判断を遅くしてスタートを切れたとか、(近本は)色々なことができた。牽制球とクイックモーションに少し緩さがあったのかな」と、延長10回に盗塁を決められたヤクルト4番手・星知弥に隙があったことも指摘した。
同じく解説者の五十嵐亮太氏も「ここは盗塁をされてはいけない場面なんです。こういう僅差の試合では、細かいところをしっかりとやらないと、勝ち負けを大きく左右する分かれ目になってくる」と語り、何度も修羅場を切り抜けた投手目線で分析した。
大技小技を絡めて勝利を積み重ねる岡田阪神。絶好調のいま、死角が見当たらない状況になってきた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』