2023.05.25 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 5 | 終了 | 4 | 横浜DeNAベイスターズ |
東京ドーム |
あらゆる場面でスタンバイ
DeNAは3位・巨人との直接対決で痛い連敗。3連戦を1勝2敗で負け越し、ゲーム差「2」まで詰められた。
ただ、敗戦の中にもキラリと存在感を示した選手がいた。25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で番組MCを務めた野村弘樹氏は、2点ビハインドの7回から2イニング無失点の好リリーフを見せた上茶谷大河に注目し、ビハインドゲームでも好投を続けている右腕を労った。
「あんまり目立ってはいないですけど、上茶谷はここまで13試合投げて、防御率が1点を切っているんですよ。ビハインドであったり、同点であったり、延長戦であったりと、非常にまかなう範囲が広いんです。キツいと思うんですけどこの防御率は立派」
解説者として番組に出演した五十嵐亮太氏も、「いろんなシチュエーションで使われるピッチャーは肩を作る回数も多く、疲労も溜まりやすいんです」と自身の経験も交えながら解説し、「それでもこの成績を残しているとなると、もうちょっと勝ちが付いてもいい気がしますね。競っている場面なので、彼に勝ちが付き始めるとDeNAもかなり状態が上がってくるのではないか」とコメントした。
同じく解説者の館山昌平氏は「勝ちが付いている状況というのは、負けている展開で勝ちを拾っているからこそ勝てるんですよね。(上茶谷は)試合数以上のイニング数を稼いでいるというところで、今後は『負け』が付くようなところで投げさせてもらえるように、どんどんステップアップして欲しいですよね」と“便利屋”からの脱却にも期待した。
今季はブルペンに配置転換され、ここまで13試合(19回2/3)に登板し、1勝0敗0ホールド、防御率0.92と抜群の安定感でチームを支えている上茶谷。どんな場面でも腕を振り続ける右腕にも注目したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』