ニュース 2023.05.26. 19:49

国学院大が激闘を制して1部残留決定 鳥山監督「気迫で頑張れと、選手たちに言い聞かせながら戦いました」

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国学院大・神里陸捕手(左)、吉川育真主将(右)[写真=灰原万由]
【東都大学野球・春季リーグ戦】
○ 国学院大 5 - 2 中大 ●
(26日・神宮)

 国学院大は中大に逆転勝利を収め、今カード2勝1敗で勝ち点2。4位以上を確定させ、1部残留を決めた。

 1点を追う7回二死一・三塁から5番・神里陸捕手(3年・東海大相模)が左翼線へタイムリー二塁打を放って、試合を振り出しに戻した。2−2の同点で迎えた9回、一死一塁と再び走者を置いた場面で神里に打席が回ると、中大の3番手・石田からリーグ戦初本塁打となる右越え2ラン。最終回に3点を奪って勝ち越しに成功し、勝てば1部残留が決まる大一番を制した。

 昨秋の覇者は中大との激戦を制し、入れ替え戦を回避。吉川育真主将(4年・岡山理大付)は「すごく嬉しい」と安堵の表情を浮かべながらも、「リーグ戦が始まる前はリーグ優勝、日本一を(目標に)掲げていた。優勝争い、優勝できなかったことは悔しい。嬉しい反面、悔しさも残っています」と冷静に振り返った。

 今カードは“気迫”をスローガンに掲げると、国学院大ナインは闘志むき出しで戦い抜いた。気迫あふれるプレーで勝ち点を2に伸ばし、1部残留が確定。鳥山泰孝監督は「気迫で頑張れと、昨日も今日も何十回と選手たちに言い聞かせながら戦いました。改めて、やはり東都だなという思い。こういう戦いをさせていただいたので、チームがこれからさらにもう一段強くなるための材料がいっぱい転がっている。それを絶対に逃さないよう、このひと夏それを栄養にして秋につなげたい」と既に秋を見据え、雪辱を誓った。

 惜しくも敗れた中大は5位以下が確定。1部残留をかけ、29日の駒大3回戦(上尾)に挑む。
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