2023.05.26 18:00 | ||||
阪神タイガース | 2 | 終了 | 1 | 読売ジャイアンツ |
甲子園 |
6回3安打無失点の好投も…
巨人は26日、敵地・甲子園での阪神戦に1-2と惜敗。先発の横川凱が好投を見せたものの、救援陣が阪神打線に捕まり、継投策が裏目に出た形となった。
先発の横川は、大阪桐蔭時代にマウンドに上がって以来5年ぶりの甲子園での登板。初回は3者凡退と上々の立ち上がりを見せると、2回にはヒットでランナーを背負うものの、続く打者を併殺に打ち取り、3人切り。その後も好投を続け、6回まで80球、被安打3の無失点と好調・阪神打線を封じ込めた。
迎えた7回。原監督は好投の先発・横川を下げ、2番手・鈴木康平をマウンドに上げる。しかし、この継投策が大誤算。鈴木は、四球と連打ですぐさま同点に追いつかれ、一死しか取れずに降板。マウンンドを引き継いだ高梨雄平は一死満塁のピンチで、8番・木浪聖也に犠飛を放たれ、1-2と逆転を許してしまう。
7回の失点が響き巨人は惜敗。移籍後4試合目で初失点となった、2番手の鈴木が敗戦投手に。好投の横川に4勝目とはならなかった。
横川の好投について、26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の斎藤雅樹氏は「横川の投球は素晴らしかった。ストライクをどんどん先行し、テンポも良く、自信を持って投球していた。なので、もっと投げさせても良かったのではないかなと思う。巨人の育成方針として、今年は長いイニングは投げさせないと決めているのかもしれないですね」と今季は7試合に先発し、最長でも6回までしか投げていない横川に、チームの方針があると見解を述べた。
また、7回の巨人の継投策について、同番組に出演した解説者の田尾安志氏は「横川を続投させた方が良かったと思いますね。全く代える要素も無いですし、これまでの6回までしか投げていないと言っても、それを気にしていたら、これからずっと7回以上投球することができない」との見解を述べた。
伝統の一戦のカード頭を救援陣の失点により落とした原ジャイアンツ。次の試合はどのような投手起用をしてくるのか。注目して見ていきたいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』