【東京六大学野球・春季リーグ戦】
○ 慶大 15 - 1 早大 ●
(28日・神宮)
慶大は18安打15得点の猛攻で、早大に大勝。先発した谷村然投手(4年・桐光学園)は初の早慶戦のマウンドで7回100球を投げて4安打1失点の好投。今季2勝目をマークした。
2万3000人の大観衆が詰めかけた“華の早慶戦”で、谷村は堂々たる投球を披露した。初回一死から2番・中村将に二塁打を許したが、後続を封じて無失点スタート。以後は5回まで走者を1人も許さない投球で早大打線を圧倒。低めに制球された真っすぐと変化球を巧みに操り、「真っすぐがチャンスコースも高さもいいところに決まっていた。気持ちの面でも1、2点は打たれて取られる分には気にしないでいこうと。割り切ってマウンドに上がることができました」と大量援護もあって危なげない投球を繰り広げた。
神宮に響き渡る大歓声には、圧倒されるばかりだった。今春のリーグ戦から4年ぶりに応援席が復活し、声出し応援も解禁。従来の応援スタイルに戻り、「声援の圧力を感じていた。球場が揺れているような感覚があって」と錯覚に陥るほどの熱狂に包まれていた。右腕は声援を力に変えて、7回1失点の好投を披露。「こうした中で(野球を)する経験はあまりなかったので逆に楽しもうと。背中を押してもらえるような、すごく良い経験だった」と自身初の早慶戦マウンドを笑顔で振り返った。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
○ 慶大 15 - 1 早大 ●
(28日・神宮)
慶大は18安打15得点の猛攻で、早大に大勝。先発した谷村然投手(4年・桐光学園)は初の早慶戦のマウンドで7回100球を投げて4安打1失点の好投。今季2勝目をマークした。
2万3000人の大観衆が詰めかけた“華の早慶戦”で、谷村は堂々たる投球を披露した。初回一死から2番・中村将に二塁打を許したが、後続を封じて無失点スタート。以後は5回まで走者を1人も許さない投球で早大打線を圧倒。低めに制球された真っすぐと変化球を巧みに操り、「真っすぐがチャンスコースも高さもいいところに決まっていた。気持ちの面でも1、2点は打たれて取られる分には気にしないでいこうと。割り切ってマウンドに上がることができました」と大量援護もあって危なげない投球を繰り広げた。
神宮に響き渡る大歓声には、圧倒されるばかりだった。今春のリーグ戦から4年ぶりに応援席が復活し、声出し応援も解禁。従来の応援スタイルに戻り、「声援の圧力を感じていた。球場が揺れているような感覚があって」と錯覚に陥るほどの熱狂に包まれていた。右腕は声援を力に変えて、7回1失点の好投を披露。「こうした中で(野球を)する経験はあまりなかったので逆に楽しもうと。背中を押してもらえるような、すごく良い経験だった」と自身初の早慶戦マウンドを笑顔で振り返った。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)