2023.05.28 14:00 | ||||
阪神タイガース | 4 | 終了 | 1 | 読売ジャイアンツ |
甲子園 |
「ものすごく期待できる」伝統の一戦でも可能性示す
巨人の育成出身ルーキー・松井颯投手(22)が28日、敵地での阪神戦に先発し5回1失点と粘投。チームは終盤のブルペン勝負で競り負け、プロ初登板から自身2連勝とはならなかったが、先発投手として役割を果たした。
常時140キロ台後半を計測するストレートと、スライダー、シンカーといった変化球も交えながらゲームメイクした右腕。4回二死の場面でミエセスに甘く入ったストレートをソロ本塁打にされたものの、最少失点で踏ん張る粘投を見せ、阪神先発・才木浩人と投手戦を演じた。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の齊藤明雄さんは、松井について「ものすごく期待できると思う」と期待感を口にし好評価。
その一方で、唯一の失点となったミエセスに被弾したシーンも振り返りながら、「150キロ近くのストレートを投げるんですけど、シュート回転する球が多い」と課題も指摘。
「シュート回転するならもっとインコースに投げ込んで、打者が踏み込めないようにしないといけないと思う。球種が少ないだけに、インサイドへのストレートのコントロール、それとアウトコースに逃げる変化球のコントロールを身につければいいのではないか」
番組MCを務めた岩本勉さんは、シュート気味のストレートも「彼の特徴」と表現し、齊藤さんも「(特徴を)消すのではなくて磨くのが大事だと思う」とコメント。解説者がよく口にする“シュート回転”も、コントロールすれば武器になるとの見解を示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』