リーグトップタイ9本塁打

　日本ハムは28日、楽天戦に2－3でサヨナラ負けを喫し、2カード連続の負け越し。それでも「5番・右翼」で先発出場した万波中正がリーグトップタイの9号ソロ本塁打を含む5打数2安打1打点と存在感を示した。

　2回の先頭打者として迎えた第1打席に相手先発・荘司康誠が投じた初球の147キロの直球を捕らえ、パ・リーグトップに並ぶ9号本塁打を放ち先制点をもたらすと、続く4回一死一塁の第2打席ではレフトへ二塁打を放ちチャンスを拡大。その後の犠飛に繋がる活躍を見せた。

　同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』にて番組MCを務めた岩本勉氏は「バットを振れていますよね」と好調を維持する万波を高評価。

　続けて「打席でのルーティーンの充実」が飛躍の要因であると分析し、「中継カメラの近所に固定物の目標を作り、それを見ながら自分のルーティーンとしてバッターボックスに入る。なので自分で良い調子の決め事を作っている万波が、バッティングのコツを掴んでいる様に感じるんですよね」とコメントした。

　プロ5年目の今季は、ここまで打率.250、9本塁打（パ・リーグ1位タイ）、29打点（同2位）、長打率.524（同1位）と好成績をマーク。

　岩本氏は「彼のバットが、4番を任せられる事が多い野村（佑希）あたりを引っ張っていますので、交流戦で大・大ブレークの可能性がありますよ」と、さらなる飛躍に期待を込めて締めくくった。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』