若虎の好投で球団新記録の月間20勝にリーチ!
打線は初回に先制すると、先発の村上頌樹がゲームをしっかり作り、抑えの湯浅京己が締める。理想的な試合運びで阪神が西武に快勝した。
初回、先頭の近本光司が西武先発・與座海人の初球を右中間フェンスを直撃する三塁打でいきなりチャンスを作ると、2番の中野拓夢もライトへ三塁打を放ち、試合開始わずか2分で先制し、続くノイジーの内野ゴロで1点を追加。電光石火の攻撃で試合を優位に進めた。
阪神先発・村上頌樹は3回に1点を失い、4回にも無死2塁のピンチを迎えたが後続を断つと、その後は8回まで西武打線をわずか1安打に抑える好投。9回には帰ってきた抑えの切り札・湯浅京己が3人でピシャリと抑え、交流戦初戦を制した。
お立ち台で村上は「嫌な球場だったんですけど、いい球場になってよかったです」と2年前の5月30日、3回途中5失点KOされたベルーナドームでリベンジを果たし、笑顔を弾ませた。
30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた谷繁元信氏は思わず「強い」と一言。3連勝で5勝目を挙げた村上には「相変わらずのコントロールの良さですね。今日も無四球で。2年前この球場で打たれている雪辱を果たした」とコメント。
同じく解説者として出演した館山昌平氏は「ボール球をしっかりと投げますよね。フォークボールもそうですし、しっかりと腕を振っているのでストレートも活きてくるのかなと。150キロ超えなくてもいいボールが多いですよね」と絶賛した。
また谷繁氏は抑えの湯浅に対し「昨シーズンから今日まで38試合連続無失点。この投手がいないのに8連勝していた」と阪神の強さを強調。また解説として出演した井端弘和氏は「(湯浅が)戻ってきて、出てくれば勝ちということですよね。まだまだ続けられるんじゃないかなと思わせる内容でしたね」と無失点記録の継続にも言及した。
これで阪神は16年ぶりの9連勝をマーク。あすは球団新記録の月間20勝を賭けて試合に臨む、岡田阪神から目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』