中軸3人が計10打数無安打と沈黙
ヤクルトは投打とも振るわず、16連敗を喫した2019年以来の12連敗。今季初の最下位転落となった。
プロ入り3度目の先発となった市川悠太は、立ち上がりの制球に苦しみ一死から3者連続の四死球。一死満塁で5番・加藤豪将は二ゴロに仕留めたが、これが併殺崩れとなる間に先制点を失った。2回も死球絡みで1点を失うと、3回と5回は加藤豪に2打席連続となるソロ被弾。5回4失点、5安打4四死球と踏ん張れず今季2敗目を喫した。
打線は日本ハム先発・上沢直之の前に2得点。1番・濱田太貴は適時二塁打含む2出塁、2番に入った青木宣親も2安打1四球で3出塁をマークしたが、3番・山田哲人が4打数無安打に倒れるなど、4番・村上宗隆、5番・サンタナの中軸3人が計10打数無安打と沈黙した。
31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「ちょっと投手陣があれなんですけど、打線も元気がないんですよね。チャンスは作るんですけど1本が出ないという…」と言及すると、解説の大矢明彦氏は「いずれにしてもクリーンアップのところで点にならないんですよ。一番勢いがつかないですよね。ここで1本でも出たら(チームに)勢いもつくので得点がどんどん増えていくはずなんですよ」と同調し、ストロングポイントである中軸の不振が影響しているとの見解を示した。
同じく解説を務めた五十嵐亮太氏は「連敗中というのは何を大きく変えるのではなくて、やるべきことをしっかりやることと我慢しかないので、僕はクリーンアップに期待したいですよ」と復調へ期待を込めると、自身がヤクルトを指揮した17年に14連敗を経験した真中氏も「みんないろんな想いがあると思いますが、ここをなんとか頑張るしかないですよ」とエールを送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』