2023.05.31 18:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 3 | 終了 | 1 | 横浜DeNAベイスターズ |
楽天モバイル |
「プレッシャーになってしまった」
DeNAは31日、楽天との試合(楽天モバイル)に1-3で敗戦。この試合の7回に、勝敗を分けた“間”の存在があった。
1-1と同点で迎えた7回裏の楽天の攻撃。DeNAは3番手・ウェンデルケンがマウンドに上がると、 先頭の1番・山﨑剛に三塁打を打たれ、いきなり無死3塁のピンチを招く。2番・小深田大翔、3番・フランコと連続で仕留め、なんとか二死三塁までウェンデルケンが抑えると、続く4番・浅村栄斗が打席に入る前に、DeNAはタイムを要求し、投手コーチがマウンドへ向かい、数秒間の“間”を設けた。その後、迎えた浅村との勝負では、ウェンデルケンの暴投により、三塁走者が生還し失点。
この暴投による失点が決勝点となり、DeNAは敗戦。首位・阪神とのゲーム差を縮めることはできなかった。
31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の真中満氏は、この7回の“間”に注目し「おそらく調子の良い浅村との対戦なので、「コースを厳しく突け」だとか、「ストライクゾーンに投げるな」とかそのような事が話されていたと思うんですけど、そう言ったことがウェンデルケンからすると逆にプレッシャーになってしまって、難しい投球になってしまったと思う」と分析。
また同番組に出演した解説者の大矢明彦氏は「首脳陣はウェンデルケンに細かい要求はせずに、敬遠策を指示するのが一番良かったと思います。歩かせず、勝負させると決めていたなら、ボール球を使って打ち取るなどという細かい要求は、外国人投手にとっては難しかったのではないかと思いました」と敬遠策が得策だったと自身の見解を述べた。
この試合では“間”の存在が試合の勝敗を分けた形となった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』