目立った“逆らわない打撃”
ヤクルトは1日、敵地での日本ハム戦に5-0で快勝。連敗を「12」で止め、5月14日以来の勝利を手にした。
まず初回、相手の失策も絡んでチャンスを作ると、一死一・二塁から4番の村上宗隆がレフトに弾き返す適時打。いきなりガッツポーズも飛び出し、勝利への執念を見せる。
さらに1-0で迎えた3回には、一死から安打の川端を一塁に置いて外低めのカットボールをうまくバットに乗せると、舞い上がった飛球はそのままレフトスタンドへ。10号2ランでリードを拡大した。
投げては先発のサイスニードが7回無失点の快投を見せ、打線も終盤に2点を追加。危なげない試合運びで快勝を収め、ついに長いトンネルを脱出した。
1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した井端弘和氏は、この日の主砲の活躍について「やっぱり村上選手が打たないとチームもなかなか勝てない。良いところでの先制打と中押しの本塁打。要所で良い活躍を見せましたね」と称える。
同じく番組に出演した大矢明彦氏は、スタメン起用に応える3安打1打点で勝利に貢献した川端慎吾の活躍をポイントに挙げ、「川端をはじめ、ヤクルトの打者はピッチャーから逆方向への当たりが多かったですよね。状態が上がってくる時というのは、こういう打撃なんだなというのを改めて感じた」と逆らわない打撃が目立ったヤクルト打線の内容を高評価。
井端氏も「苦しかった時期は強引さがありましたよね」と同調しつつ、村上に関しても「こうやって反対方向に打ってもスタンドまで届く。あの難しいボールを本塁打にできるのは村上選手ぐらいかなと思うので、強引に行かないことが大事」と強調した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』