5回までに3つのダブルプレー
阪神が逆転負けで西武に連敗。6カードぶりの負け越しを喫し、交流戦は3年連続の負け越し発進となった。
2回に渡邉諒の適時打で先制点を挙げたものの、先発の伊藤将司が直後に2点を奪われて試合をひっくり返されると、5回には川越誠司に2ランを被弾。5回4失点で降板と試合を作ることができない。
反撃したい打線も5回まで三振ゲッツーを含むダブルプレー3つとチャンスをモノにできない展開が続き、7回に犠飛で1点を返すのがやっと。2-4で敗れ、連敗を喫した。
1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は、阪神の連敗について「気になったのは前日も完封リレーを食らって、今日もダブルプレーが3つとチャンスに1本が出ないイメージ」と下降気味の打線について言及。
解説として出演した井端弘和氏も「序盤で3併殺ですから、なかなか得点はできないですよね」と振り返りつつ、「打線自体は変わらず好調なので、きっちりと狙い球を絞ること。狙った球を仕留められれば得点も重ねられるのではないか」と打開策についても言及した。
同じく番組に出演した大矢明彦氏は「シーズン長くやっているとこういう時期はある」とし、「一番は3連敗をしないこと」と引きずらないことが重要だと述べる。
そのうえで「この日はクリーンナップにチャンスで回ったんですが、佐藤(輝明)が初球を打って2回とも凡打というのは気になった」と3回と8回のチャンスで一ゴロ併殺と二ゴロに終わった主砲に注目。
「タイミングが合わないのにバットを振らされている気がした」とし、ここ5試合で19打数1安打とバットが湿っている5番打者の状態を不安視した。
今季はここまで49試合で32勝16敗(引き分け1)と絶好調。リーグ首位を独走している阪神だが、交流戦開幕カードで一時停止となった。
甲子園に戻って再び勢いを取り戻すことができるか、2日からのホームの戦いに注目が集まる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』