ニュース 2023.06.02. 14:32

侍ジャパン・栗山英樹監督、WBC全7試合が「一生涯忘れられない試合」退任会見の一問一答《1》

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栗山英樹監督

改めて感謝の気持ちを吐露


 野球日本代表、侍ジャパントップチームの栗山英樹監督が2日、退任記者会見を行った。

 栗山監督は2021年12月に侍ジャパンの監督に就任。今年3月に開催されたWBCでは日本代表の指揮官として、3大会ぶり3度目の世界一へと導いた。会見の冒頭ではWBCを振り返り、「結果的に勝ち切ることができて、先輩方が作ってくださった日本野球の素晴らしさを少しだけ伝えることができたかなというのと、今見てくれている子どもたちが、『野球って面白いなと思ってほしい』という思いで戦ってきましたけど、そういうものを感じていただけたなら、本当に良かったなと思います。僕も思い切りやることができたので、皆さんには本当にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました」と周囲への感謝の思いを述べた。

 今大会で一番印象に残った試合を問われると、「僕にとってWBCの7試合全てですね」と即答。「1試合1試合本当に意味があったので。勝ち切った瞬間も大きいのかもしれないですけど、1試合1試合が一生涯忘れられない試合かなと思います」と笑顔を浮かべながら振り返った。

 退任会見の主な一問一答は、以下の通り。


栗山監督・一問一答


─ 14年ぶりの世界一、監督生活を振り返って。また、退任して今の率直な思いは

「本当に日々WBCの戦いを見据えて、1年半弱ですけど毎日毎日一生懸命考えて野球を見て、いろんな人に会ってという時間でしたけれども。あれだけ必死になる環境を与えてもらって、すごく感謝していますし、なかなかあれだけ充実した時間というのはこれからもないのかなというくらい充実していました」


─ 侍ジャパンの監督として最も強く印象に残っている試合は

「僕にとってWBCの7試合全てですね。最初の試合もすごく大事な試合だったし、例えば中国戦でもチェコ戦でも、相手の選手たちの一生懸命な姿であったり、そういったものを感じながら、こっちも気がつくこともあったりというところで、1試合1試合本当に意味があったので。勝ち切った瞬間も大きいのかもしれないですけど、1試合1試合が一生涯忘れられない試合かなと思います」


─ 代表候補選出にあたり様々な球場で選手を視察した中で、印象に残っている会話、エピソードなどは

「コロナ禍ということもあって、選手とゆっくり話ができなかった。僕のタイプって選手とコミュニケーションをとりながら前に進みたいタイプだったので、それが中々できなかったことの方が印象として残っています。一番印象深いのは、どの選手と顔を合わせても、『監督、ものすごいみんな選手が来てくれますよね』っていう選手の期待感というんですかね、そのことは言葉にしないんですけど、肌感として感じていましたし、一切それを僕が人前で口にすることはありませんでしたけど、僕自身もファンの皆さん、選手、そしてNPBの皆さんにも本当にお世話になりましたけど、僕に任せてもらって、『監督、最高のチームお願いしますよ!』という思いは感じていたので、選手選考というよりも、選手がどのような形で集まってきてくれるかというのは正直プレッシャーもありましたし、そういった中で全ての選手が自分のことを捨てて、日本野球のためだけに集まってくれた。それだけには本当に感謝しています」


─ WBCでは若い選手が多く選出された、今後期待することは

「若い選手をあえて選んだというつもりは全くなくて、一番強いチームというふうに思ってやったのが、ああいう若い力のある選手たちが日本にいっぱいいたということだと思います。ただ、これから野球の伝道師たれというところのお願いは最後に選手たちにもさせてもらいましたけど、僕以上に選手たちはそれをわかっていて、しっかりやってくれると思います。若い分だけ僕もすごく長く楽しめるというのはありますけど、時間をかけながら選手たちが日本の野球の素晴らしさをさらに伝えてくれると信じています」


─ 侍ジャパンの未来、今後どのようになっていってほしいか

「今回すべての選手がいろんな事情がありながらも、個人的な理由は全て差し置いて、関係ないんだと、日本野球のために集結するんだという姿を選手が見せてくれた。これ以降は、全ての野球人が自分の都合を忘れ、日本野球のために全員が尽くすという形になったと僕は信じている。そういう日本野球をこれからも応援し続けたいと思います」


─ 未来を背負う子どもたちにメッセージを

「コロナ禍で正直、監督を引き受けた時にこのコロナがどうやって収まっていくのかという心配もありました。そういうものが少しずつ緩和されていく中で大会があった。そういう意味では多くの苦しんでいる皆さんに笑いと元気がお届けできればと思いましたけど、それが少しでもあれば嬉しいですし、今回出てくれたWBCのメンバーを細かく聞いていくと、ほぼほぼ小学校、中学校の時に、WBCの姿を見て、いつかあのユニホームを着てとみんなが思っている。ですから10年後くらいですかね、将来侍ジャパンのユニホームを着ている選手たちが、ほぼほぼ今回のWBCに刺激を受けてというふうな話をしてくれることを信じている。逆に野球選手だけではなくて、野球の面白さ、野球のある意味であったり、大きく言えば改めて僕もスポーツの力の大きさを感じさせてもらった。そういったものが日本野球だけではなく、日本のスポーツ界にプラスになってくれるのであればすごく嬉しい。僕もこれからできるだけのことはしていきたいなと思います」
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