2023.06.04 14:00 | ||||
阪神タイガース | 2 | 終了 | 0 | 千葉ロッテマリーンズ |
甲子園 |
3回から8回までは無安打に抑える圧巻の投球
阪神は4日、本拠地でのロッテ戦に2-0で勝利し連勝。先発の才木浩人は9回101球無失点の投球で佐々木朗希との投げ合いを制し、今季4勝目を挙げた。
この日の才木は序盤から圧巻の投球を見せ、パ・リーグ首位のロッテを相手に8回84球、許した安打はわずかに1本と抜群のテンポでスコアボードに「0」を並べる。
9回に二死から連打を浴びこの試合初めて得点圏に走者を背負ったものの、中村奨吾をフォークで空振り三振に仕留めゲームセット。“マダックス”は逃したものの自己最多の12三振を含む9回101球無失点の投球内容で自身3連勝を飾り、自身初の9回を投げ切っての完封白星を挙げた。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演の斎藤雅樹氏は「才木の好投と梅野のリードが非常に良かったと思います」とバッテリー間の連携を高評価。
またイニングによって配球を変えた部分に注視し、「前半はほとんどストレートですよ。ほとんどストレートで押して打ち取った。ロッテの早打ちにも助けられて球数が少なく行ったんですね。二巡目になると変化球を混ぜながら真っすぐで勝負したり、フォークで勝負していましたね」とコメント。
変幻自在の投球でロッテ打線を手玉に取ったバッテリーの働きぶりに「(捕手の)梅野がバッターを見ながら(リードを変え)、またそれに応えた才木も凄いという事ですね」と絶賛して締めくくった。
才木はここまで防御率1.74(セ・リーグ3位)、奪三振率9.75(同1位)、被打率.196(同1位)と主要各項目で軒並み好成績を維持。頼れる女房役との連携向上がこうした数字に反映されているのかもしれない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』