8回に5失点を喫し平良の5勝目が消える
西武はDeNAに4点差を逆転され痛い敗戦となった。
先発の平良海馬は7回3安打無失点とDeNA打線をほぼ完璧に抑えたが、8回に代打を送られ96球で降板。8回から登板した2番手の佐藤隼は大和と佐野恵太に連打を浴び、関根大気のピッチャーゴロを自らの悪送球でピンチを拡げると一死も取れずノックアウトとなった。
急遽マウンドに上がったティノコは無死一・三塁から宮﨑敏郎にタイムリー、牧秀悟のショートゴロの間に生還を許し1点差に迫られる。続く、代打の楠本泰史にはレフトへ同点タイムリーを浴びて同点に。
さらに二死一・三塁から戸柱恭孝のセカンドゴロを外崎修汰が悪送球でアウトにできずこの回だけで一挙5失点。継投が裏目に出て痛恨の逆転負けとなった。
4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた岩本勉氏は「平良はわずか3安打だったんですよ。8回で4点(リード)だと、逃げ切りも考えられるところで、先発ピッチャーがとても調子がよかった。(続投や継投など)いろんな作戦を考えられますけど…」と、結果的に裏目となった西武ベンチの継投の判断について言及した。
番組で解説を務めた谷沢健一氏は「(西武ベンチは)4点とったからもう代わっていいだろうみたいな、そんな気でいたんだろうけどね」と語り、「宮﨑や楠本はレフト線を抜いたけど、この回で2つエラーしていますからね。そういう意味ではちょっと考えられないミスが…西武にとっては痛い敗戦ですよね」と、勝ちゲームの流れを自ら手放す結果となった2つの失策について苦言を呈した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』